外国語が得意すぎるオランダ人。
先日、話題になっていた記事のこの画像。
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オランダはなんと平均3.2ヶ国語を話せるという、欧州の中でもかなり外国語普及率の高い国だということがよくわかる。
オランダは、国民の90%が英語を話せる、ヨーロッパの中でも英語普及率が最も高い国のひとつ。
そしてオランダのすごいところは、住んでいる地域や、年代や、受けてきた教育のレベルに関わらず、ほとんどのオランダ人がかなり高いレベルの英語力を身に付けているということ。
観光地のレストランやショップの店員さんが英語を話せる、というのはほかのヨーロッパ諸国でも当たり前な話だ。
オランダでは、どーーんなに田舎で道に迷ってそのへんのおじいちゃんに英語で道を尋ねても、ほっとんどの人が英語で答えてくれる。さすがです。
これは、わりとけっこう本当にすごいこと!
イタリアやスペインで、英語が通じなくてトラブったことが何度あったことか。。
オランダの英語普及率の高さはダントツ。
留学先がオランダで良かったなぁと思う大きな要素のひとつでもある。
さらに、彼らが得意なのは英語だけではない。
70%のオランダ人がドイツ語を、30%がフランス語を話せるという優秀さ。
(まあ、オランダ語とドイツ語は方言のひとつかってくらい似ているんだけどね。)
今回は、
どうしてオランダ人はそんなに外国語が得意なのか?ということについて書いていこうと思う。
1. 外国語が必須!歴史的な背景
オランダはかつて、貿易の中心地としてとても栄えていた。
貿易の国であるオランダには、他国の商人と交渉する上で対外コミュニケーション力が必要不可欠だったのだ。
そんな歴史的な背景から、外国語が現在でもオランダに定着していると考えられる。
2. 地理的な背景
オランダは、ヨーロッパの中心にあって、たくさんの国に囲まれている。
まわりの国との交流を避けることは不可能だろう。
そんなことをしてしまえばオランダは孤立して生きていけない。
そしてオランダは小さな国だ。(日本の九州と同じくらい。)
オランダ語を母語とする人口は、オランダとベルギーを合わせても2000万人ほど。
オランダ語しか話せないというのはとっても不利なので、外国語の習得がなかば必須だと言えるだろう。
2. 外国語教育のレベルが高い!
オランダでは外国語教育に力を入れている。
小学校から英語を学び、高校までに少なくともあと二つの外国語(ドイツ語・フランス語がメジャー)を学ぶようになっている。
テレビ番組や映画なんかも、オランダ語吹き替えは少なく、ほとんどがオランダ語字幕なので、小さい頃から英語を聴く耳が養われているようだ。
オランダ人が外国語に長けている要因はまだ他にもあると思うが、さまざまな背景が重なっているようだ。
日本人も見習いたいものだね。
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